
この仕事に携わってみてつくづく感じるのは、技術的な部分と人間性が試される仕事だと言うことですね。
入社して3年になりますがまだまだ知らない機材はたくさんありますし、技術に関して常に新しい知識を身につけていかなければなりません。
それに打ち合わせを通じてお客様ときっちりコミュニケーションを取らないと、ご要望をくみ取れませんしクレームにつながってしまうことにもなりかねませんから。
技術だけでもコミュニケーション力だけでもダメ。
その両面を大事にしないといけない仕事なんです。
私自身、コンサートや舞台の裏方として働きたくて照明の勉強をしていましたし、性格も人見知りするタイプではなかったので、この仕事は自分に合っていると感じています。
身につけた技術とセンスで企業イベントや結婚披露宴を盛り上げること、そして人とのつながりが持てるというのがこの仕事ならではの面白さだと思っています。
本番でイメージ通りの演出が出来たときと同じくらい、お客様に名前を憶えて頂いたり、頼られたりしたときは本当に嬉しいんですよ。「なんとか実現させて上げたい」。そういう思いが湧いてきます。

会社説明会を通じて初めて知ったテクニコは「裏方なのにちゃんとしているな」という印象でした。
こうした業界ではどうしても「ジーンズにTシャツ」っていうイメージがあるじゃないですか。
でもテクニコの仕事着はスーツ。
マナー研修もあるし「こういう会社もあるんだ」というのが正直な感想でしたね。
でもお客様の前に立つ仕事でもあるしホテルの雰囲気も大切にしなければならないという説明を聞いて「なるほど」と思い納得した憶えがあります。
無事内定を頂けた後は、まずはアルバイトとして入社。
正式入社の半年前から仕事を覚える機会に恵まれました。
最初はホテル内の設備や機材、会場のレイアウトを知ることから始めて、先輩についてもらいながらオペレーションのトレーニングをして頂いたり技術センターに研修を受けに行ったりと、とても忙しい日々でした。
正式配属されたホテルが比較的小さな規模だったのと、アルバイト時代に現場のオペレーションもやらせてもらっていたので、早い段階からお客様との打ち合わせにも参加することができたのは、仕事に慣れる上でも良かったと思います。
専門学校で照明の勉強をしていた時には想像もしていなかったホテルでの仕事でしたが、いまではこの仕事でなければ得られない「楽しさ」を何度も経験することができたので、入ってよかったと感じています。

いま勤務しているホテルは企業イベントよりも結婚披露宴が多いので、平日は音楽の編集や週末の本番に向けての準備に充てることが多いですね。
入社から3年経ち、もう何百組もの披露宴を担当しましたが、打ち合わせの段階で式のイメージがしっかり出来上がっているお客様もいれば、何度かお会いしながら徐々にイメージを固めていくお客様まで本当に千差万別です。
一口に披露宴と言っても同じものは一つもありませんし、すべてが初めてのお客様。
ですから音楽や照明の演出の一つひとつに心を込めてオペレーションすること、そして対応させて頂く皆様に対して最初の打ち合わせの段階からお客様に心を開いて頂けるような雰囲気づくりをするのも大切だと感じています。
これからも思い出に残る披露宴を演出していきたいので、初めてお会いした瞬間から笑顔で積極的にお話しすることを忘れずにいたいですね。
技術的な面では音響に関する知識がまだまだ足りないと自覚しているので、映像と照明も合わせたトータルな技術力を高めていかなければと感じています。
今後もいままで以上に経験を積みたいので、チャンスがあれば大掛かりな演出を多用するようなイベントも自分で手掛けてみたいですね。



