入社9年目 重松亜紀子の場合

音響関連の専門学校を卒業後、アルバイト入社

学生時代から音楽が大好きでした。
それから徐々に舞台音響の世界に興味を持つようになり、専門学校で音響の基礎を学んだのがこの仕事に入るきっかけです。
当初は音楽や舞台関係の仕事を目指していました。
卒業してから働きはじめるまでしばらくブランクがあったんですが、どうしても音響関係の仕事がしたくてアルバイト情報誌でたまたま出会ったのがテクニコだったんです。
大きなホテルが勤務地だということで女性も多そうだし、ブライダルの演出も楽しそうだなと感じたので思い切って応募してみました。
入社が決まりホテルの宴会場で働きはじめると、こちらの仕事のほうが自分に合っているんじゃないかと思うようになりましたね。
毎日違うライブ会場を回るよりは一つの勤務地で働ける方が腰を据えて仕事が出来ますから。
実際やってみると週末は結婚披露宴、平日は企業の記念パーティーやセミナー関係のイベントが多いので、ブライダル関係の仕事ばかりではありませんが、 企業イベントは照明や音響の演出が大規模なことが多いので勉強にもなるし「こういうのも楽しいな」と思うようになりましたね。

正社員に昇格して知った仕事の難しさ

最初に現場を任されたのは結婚披露宴。
入社してから2カ月くらい経った頃のことでした。
当然、本番と練習では緊張感がまったく違います。
特に結婚披露宴は新郎新婦にとって一世一代の晴れ舞台ですし、初めてだからといって失敗は許されません。
スポットライトや音楽のタイミングの確認など、通しリハーサルの段階から本番終了まで緊張の連続。
先輩の助けを借りながら大きな失敗もなくやり遂げられた時は、心の底からホッとしたのを覚えています。
その後は徐々に大きな仕事を任せられるようになり、アルバイト入社から1年ほど経った時、上司から社員にならないかと誘われ正社員として採用されました。
正社員になって変わったのは、仕事の楽しさだけでなく責任の重さがより一層実感できるようになったことでしょうか。
アルバイト入社から5年目くらいまでは、オペレーションだけを任せられていたんですが、この頃から打ち合わせにも参加をするようになったんです。
お客様とお話ししながら詳細を詰めていくには、設備のことも熟知していないと行けませんし、演出の引き出しも沢山ないと良い提案はできません。
ホテルの従業員の方に信頼して頂くことも大切です。
もともと話すことはあまり得意じゃなかったので、うまく出来るようになるまで時間はかかりましたね。

お客様に感謝されることが仕事の原動力

アルバイト入社から9年。
いままで3つのホテルで勤務しました。
いまいるホテルは規模が大きいので、毎日いくつものイベントがありますし100人を超える規模のイベントも珍しくありません。
いくら経験を積んでも本番の緊張感は変わらないものです。
でも最後にお客様から「ありがとう」と言われたり「今年もまたお願いします」と言われたりする時は、本当にこの仕事をやっていて良かったと感じます。
最近では後輩も増え社内の技術研修で講師役を務めたりするようになり、後輩を育てることも仕事になりつつありあます。
大変な面もありますが、後輩たちには機器の操作や演出技術だけでなく、出来る限りお客様のお話に親身に耳を傾けながらご希望に添ったプランをご提案する大切さを伝えています。
これから入社される方、特に女性に伝えたいのは、イベントの演出に興味があれば楽しく仕事が出来る職場だということ。
多少の力仕事はありますし、普通のOLさんに比べれば勤務時間は不規則ですが、女性ならではの細やかな心遣いは生かせる仕事だと思います。
私自身はこれから、お客様からいままで以上に感謝の言葉を頂戴できるよう、後輩の面倒を見ながら自分自身のスキルアップも図っていきたいと考えています。

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